【詐欺!?】「100円のコーラを1000円で売る方法(コミック版)」が5分でわかる
マーケティングと聞くと、何やら小難しそうなイメージありませんか!?
勉強したいけど、堅苦しい専門書は読みたくない!
わかりやすくて、おもしろいやつで学びたい!
という方も多いのではないでしょうか!?
そんな方にもおすすめの本
永井孝尚さん原作
「100円のコーラを1000円で売る方法(コミック版)」
の要点を抜粋しました。

この記事を読んで得られること
・マーケティングがイメージしやすくなる
・商品の売り方のヒントを得られる
・100円のコーラを1000円で売ってみたくなる??
お客さんに言いなりの商品が売れる?
お客さんの言っていることを、すべて聞いていれば絶対売れるでしょ!!
残念ながら、そうとも限らないのです。
実は、多くの場合、お客さん自身が課題を把握できているわけではありません。
課題として認識していないこともあるのです。
例えば、ファブリーズはどうでしょう。
ファブリーズが発売される前を考えてみましょう。
それまで、ベットやソファーといった頻繁には洗えない布製品がニオイが気になったら、取られる行動は次の2つでした。
①捨てる、②我慢する
当時はこれが当たり前でした。
疑問になることもなく、課題として上がりにくかったのです。
そこで、第三の選択肢としてファブリーズが登場しました。捨てずに、我慢もせずに、ニオイの元に吹きかけるのです。
今ではファブリーズが無い生活は考えられません。
商品を提示されて初めて、「そうそう、これが欲しかったんだよ」となることもありますよね。
お客さんの言いなりになるのではなく、お客さんがまだ気づいていない課題を特定し、解決策を創造することに価値があるのです。
お客さんの要望に100%答えれば売れる?
お客さんが求めていることを100%満たせば、さすがに売れるでしょ!!
しかし、これでも上手くいかないのです。
お客さんの満足感は、得られた価値が期待値を上回った場合に生じます。
これは以下のような式で表現できます。
顧客が感じた価値-事前期待値=顧客満足
お客さんが感じた価値と期待値が等しい場合、顧客満足は「0」になってしまいます。
期待値を満たしただけでは顧客満足は得られません。
お客さんの期待値を、いい意味で裏切っていく必要があるのです。
これはみなさんも経験があるのではないでしょうか?
次の映画のうち、どちらがより満足できたでしょうか?
・広告を見て想像した通りのシナリオの映画
・途中までは想定内だが、終盤で予想外の結末を迎える映画
圧倒的に後者の方が満足できるし、印象に残ってますよねー!!!
もちろん予想を下回る映画は論外ですが。。。
商品を値引きすれば売れる?
なら、値下げすればさすがに売れるでしょ!!
しかし、これは取ってはいけない策の1つです。
価格勝負で勝てるケースは極めて稀だからです。
価格勝負で勝てるのは、シェアトップ企業の一社だけです。
シェアトップ企業は業界最低コストで製品を提供できるからです。
理由の一つとして、多く作るので、単位製品当たりのコストを低く抑えられることが挙げられます。
シェアトップ企業は、業界最安値でも利益を出すことができるのです。
価格競争はできるだけ避けるのが吉です。
100円のコーラを1000円で売る方法
いや、そんなの無理でしょ!インチキじゃないの!?
しかし、100円のコーラを1000円で売っている場所が実際にあるのです。
高級ホテルのリッツカールトンです。
ルームサービスを頼むと、一流のホテルマンがトップクラスの室内へ、最適な温度に冷やされたコーラをグラスと共に運んできます。
想像するだけで、むしろ1000円て安くないかと感じませんでしたか?
これは、価格で勝負するのではなく、提供する価値で勝負しているのです。
つまり、「心地よい環境で最高に美味しくコーラを飲めるという体験」を売っているのです!
価格競争はできる限り避け、提供する価値で勝負することが必要です。
これこそが100円のコーラを1000円で売る方法の正体です。
1000円のコーラ、一度は飲んでみたいですね~。
まとめ
今回は、永井孝尚さん原作「100円のコーラを1000円で売る方法(コミック版)」をご紹介しました。
マーケティングに少しでも興味を持ってもらえましたか?
事業の捉え方やブルーオーシャン戦略など、他にもまだまだ書ききれていないことがたくさんあります。
気になる方はぜひ、購入して読んでみてください!
イーグルアイサポートでは、マーケティング支援を行っています。お問い合わせはこちらから↓
お問い合わせ